【全20週】小学校受験対策《年中向け》絵画・工作基礎カリキュラム(2027年度向け)

まずは「楽しく」制作することに重きをおいた全20回のカリキュラム(プライベートレッスン向け)になります。

絵画では描きたいものを描けるようになったり、工作では完成したもので遊べたりと、制作することの楽しさを学びます。

制作の重きを受験ではなく、まず「楽しさ」にすることで、年中さんや初心者の生徒様が、本格的な受験対策に移った際ものびのびと制作することができます。

絵画基礎 スケッチブック(A4以上)、クレヨン(16色以上)
工作基礎 はさみ、のり(スティックのり・液体のり・つぼのり)、セロテープ、折り紙、色画用紙(10色以上)、画用紙

※それぞれ各週カリキュラムの用具をご参照ください。

基礎編①

【目標】丸三角四角を扱えるようになりましょう。

【第1週】丸をつなげて芋虫をつくろう

絵画、工作において一番重要な丸を扱う練習をします。大きい丸や小さいまる、カラフルな丸など様々な丸を描いてみましょう。その後丸を切る練習も行います。ハサミを動かすのではなく、紙を動かしながら切りましょう。

レッスンでご用意頂く材料
クレヨン
スケッチブック
ハサミ
セロハンテープ
【第2週】三角と四角で家をつくろう(平面)

制作において重要なことは簡単な形を組み合わせることです。言い換えればモチーフを簡単な形に置き換える力が必要になります。ここでは色画用紙を三角と四角に切り、画用紙に組みあわせながら貼り付けます。大小さまざまな大きさを組み合わせて大きなお家を作ってみましょう。小さい四角で窓やドアも重ねて貼ってみましょう。

レッスンでご用意頂く材料
クレヨン
画用紙または色画用紙
ハサミ
のり
【第3週】丸三角四角でなにができるかな?

前半は、画用紙にたくさんの丸三角四角を描き、それぞれの形が何に置き換えられるのか考えて描き込んでみます。後半は、新しく描いた丸三角四角を切り取りって組み合わせ、以下のモチーフになるように画用紙に貼っていきます。できたらクレヨンで色を付けてみましょう。

動物の顔
のりもの
レッスンでご用意頂く材料
クレヨン
画用紙または色画用紙
ハサミ
のり
【第4週】箱をつくってみよう

ここではシンプルな箱がどんなものを作ることに使えるか考える練習をします。モチーフに合わせてその都度作り方を考えるのではなく、一つの形を様々なものに応用してみましょう。例えば画用紙でつくった箱に窓やドアを描いて家にしたり、装飾をつけて車にしたりしてみましょう。必要なものがあればさらに画用紙でパーツをつけてみましょう。

レッスンでご用意頂く材料
クレヨン
画用紙または色画用紙
ハサミ
セロハンテープ
のり
小学校受験工作コース・チケット

基礎編②

【目標】反復する動きができるようになりましょう。

【第5週】ギザギザ・ナミナミで絵を描こう

丸三角四角とちがい図形ではないものの、制作において多用するギザギザとナミナミの練習をします。簡単な動きにみえて、年長の生徒さんでも反復する動きがうまくできないことがあります。苦手な生徒さんは動きで覚えるのではなく、上向きの形と下向きの形をワンセットとし、それを繋げていってみましょう。得意な生徒さんは同じ幅にするなど幅を意識して描いてみましょう。

ギザギザ「山」など
ナミナミ「海」など
ギザギザやナミナミを使って描けるもの「のこぎり、火、蛇」など
レッスンでご用意頂く材料
クレヨン
画用紙
【第6週】ギザギザ・ナミナミで冠をつくろう

5週で練習したギザギザ・ナミナミを活かして今度は工作をしてみます。描くことはできてもそれぞれの線の上を切るのが非常に難しいです。1週目でも練習しましたが、ハサミを動かすのではなく、紙を動かして切りましょう。できたら違う幅のギザギザ・ナミナミを重ねてみましょう。

レッスンでご用意頂く材料
色画用紙
折り紙
ハサミ
のり
【第7週】虹を描こう

反復は同じ形で描くだけではありません。例えば虹のように同じ幅の中を一定方向に手を動かして塗ることも反復の1つです。ここでは虹の中を塗ること、また周辺に鳥や雲、太陽の光線など反復する形なども用いて制作します。均一なリズムで描けるようになると、同じ絵でもクオリティが変わってくるため、モチーフよりも動きに重きを置いて制作しましょう。

1.新聞紙での立体制作
2.立体に折り紙を貼り合わせる練習
レッスンでご用意頂く材料
基本用具(6種)
新聞紙
【第8週】輪投げをつくろう

同じ動きの反復として、投げ輪をつくります。輪自体の制作もそうですが、折り紙や色画用紙を輪っかに巻き付ける動きも反復の練習として取り組みます。講師と一度やった動きを、そのあと一人で繰り返してみましょう。自分なりのやりやすい方法も探してみましょう。輪ができたら棒も作ってみましょう。

レッスンでご用意頂く材料
色画用紙
ハサミ
のり
セロハンテープ
新聞紙
小学校受験工作コース・チケット

表情編

【目標】どのような感情の顔に見えるかわかるようになりましょう。

【第9週】お母さんとお父さんの顔をかいてみよう

自分の顔を直接見ることはできないため、ここではあえて自分の顔より見る頻度の高い家族の顔を描いてみます。近くにいるお母さんやお父さんの顔を見ながら、耳や鼻などがどんな形をしているか観察してみましょう。

レッスンでご用意頂く材料
クレヨン
画用紙
【第10週】おしゃべりする顔をつくろう

9週で覚えた顔の描き方を活かして、おしゃべりする顔の工作をします。制作自体はシンプルなものですが、眉毛の角度を変えたりすることで笑っている顔、怒っている顔、泣いている顔などになります。表情の変化に着目して制作しましょう。

レッスンでご用意頂く材料
色画用紙
折り紙
ハサミ
のり
紙皿
【第11週】動物の顔を描いてみよう

ここでは人の顔の応用編として動物の顔を描きます。人とウサギの耳、人と猫の口のように人の顔と対比することでモチーフの理解を深めていきます。また表情にも注目しながら、喜怒哀楽を動物でも描いてみましょう。

レッスンでご用意頂く材料
クレヨン
画用紙
【第12週】動物に変身できる顔はめセットをつくろう

11週で描いた動物たちをもとに、紙皿の中を切り抜き、動物の顔はめセットを作ります。目や口は自分の顔で補えますが、ウサギのような耳、ゾウのような鼻など特徴的なものは実際に作ってみましょう。

レッスンでご用意頂く材料
色画用紙
折り紙
ハサミ
セロハンテープ
のり
紙皿
小学校受験工作コース・チケット

装飾編

【目標】適した装飾をできるようになりましょう。

【第13週】飛び出す花束カードを作ろう

飛び出すカード自体は非常にシンプルな作りですが、ここで重要なのは何が飛び出たら素敵か考える点です。花束となってはいますが、何か案が思いつく場合は自分なりに作ってみましょう。誰にプレゼントするか考えると作りやすいでしょう。

レッスンでご用意頂く材料
クレヨン
画用紙または色画用紙
折り紙
ハサミ
のり
のり
【第14週】切り絵のステンドグラス

装飾では自分なりの表現をすることができますが、ここでは表現のレパートリーを増やすために切り絵の練習をします。紙を折る回数や切る形など変えることで様々な模様を作ることができます。意図していない形ができることもあるので、偶然できたその形を楽しみながら制作してみましょう。

レッスンでご用意頂く材料
色画用紙
ハサミ
のり
セロファン(3色程度)
【第15週】洋服のデザインをしよう

ここではよく間違えがちな色の順番を考える練習をします。まず簡単な形を組み合わせて洋服(上下)を描きます。薄い色から暗い色へという色の順番を守りながら洋服のデザインをしてみましょう。自分の洋服が描けたら、家族の洋服もデザインしてみましょう。

レッスンでご用意頂く材料
クレヨン
画用紙
【第16週】コマを作ろう

選びがちな装飾として、星やハートといった模様があります。しかし今回の「動く工作」では動いているときに、きれいに見える装飾を考えてみます。好きな装飾をするのではなく、作ったものに対して必要な装飾をする力を身に着けます。

レッスンでご用意頂く材料
色画用紙
折り紙
ハサミ
セロテープ
のり
紙皿
ホチキス
小学校受験工作コース・チケット

実践編

【目標】ここまで練習してきたものを応用できるようになりましょう。

【第17週】人を描いてみよう

9、15週で行った「お母さんとお父さんの顔をかいてみよう」と「洋服のデザインをしよう」を思い出して、それぞれを組み合わせ人を描いてみましょう。年中さんなどは人物=難しいものと捉えがちですが、ここまで練習してきた丸三角四角、ギザギザ、ナミナミの組み合わせだけで描くことができます。すでに基礎は練習したきたので「組み合わせ方」と「書き順」に重きをおいて描いてみましょう。

レッスンでご用意頂く材料
クレヨン
画用紙
【第18週】鞄を作ろう

鞄を作ろうでは、作るものの用途について考えます。ここまで作ってきたものは制作物自体で遊べるものでしたが、鞄は「何かを入れる」という用途があります。ただ作るのではなく、どんなものを入れたいかなどを想像し、一歩先まで考えて制作してみましょう。

レッスンでご用意頂く材料
色画用紙
折り紙
ハサミ
セロテープ
のり
紐(太めまたはリボン)
穴あけパンチ
【第19週】家族(お友達)図鑑を作ろう

ここでは画用紙を半分に折り、左右に自分を含めた家族(お友達)を描いていきます。最後に背面にノリをつけて本の形式にします。17週の「人を描いてみよう」の復習になりますが、同時にここでは生徒様の家族(お友達)を知らない講師に、説明をする練習もします。例えば男の子なのか女の子なのか、どんなものが好きなのかなど、イメージしている対象を説明する力を身に着けます。

レッスンでご用意頂く材料
クレヨン
画用紙
のり
【第20週】一緒にお散歩できる蛇を作ろう

最後のカリキュラムはすべての復習になります。反復する動きが必要な折り方や、表情、色の選択など一つ一つの作業を確認しながら制作しましょう。上手に作ることも大事ですが、「あのときやった!」「こうしたらいいんじゃないか!」などの応用や工夫ができるようになっていることがとても大事です。

レッスンでご用意頂く材料
色画用紙
折り紙
ハサミ
セロテープ
のり
紙コップ
ストロー
小学校受験工作コース・チケット
人気のこどもオンラインレッスン
Private Online Lessons
アトリエべるの教室