【初心者の方向け】油絵具の使い方について詳しく説明します。

油絵を始めるには、まず何を用意すれば良いか迷う方向けに必要な画材とその特徴を説明します。油絵は前知識と下準備が重要です。

油絵イメージ

STEP.1 まずは必要な道具・材料を揃えてみましょう。

油絵の具(12色セット)

はじめは基本色のみを購入し、慣れてきたら欲しい色を買い足してみましょう。
12色セットを購入すると大体、パーマネントホワイトが入ってます。

絵の具の白について

シルバーホワイト:最もポピュラーなホワイトです。乾燥が早いので、絵の土台として塗り重ねるのにも向いています。
ジンクホワイト:混色しても変色することがないので、どの色とも混色できます。また透明感が強く、微妙な明度の調節に使うことができます。
チタニウムホワイト:最も強い質感のホワイトです。下の色を完全に隠してしまう強さがあり、白さを強調したい時に効果的です。
パーマネントホワイト:温かみのある適度な不透明性をもった白です。明るい画面構成に向いており、使いやすさが特長です。

初心者には、豚毛がおすすめです。6本程度用意しておくとよいでしょう。

パレット

油絵の具を並べて混ぜたりします。木製のパレットが一般的ですが紙でできたペーパーパレットだと片付けが便利です。

油絵イメージ
画用液(溶き油)

初心者には、調合してあるペインティングオイルが便利です。描き始めには、テレピンまたはペトロールを混ぜて使うとサラっと描けます。オイルは最後まで絵の具で汚さないように使いましょう。

油壺かお皿

画用液を入れて使う入れ物です。パレットに取り付けて使います。瓶やお皿などでも代用できます。使い残しの画用液を放置すると酸化して絵の具を汚したり、固まって蓋が開かなくなるので注意してください。

ペインティング ナイフ

刃の先端やエッジで引っかいたり、フラットな部分で面を表現したりするのに使います。初めてのナイフは多彩な表現ができる菱形がおすすめです。

筆洗器

油絵の具がついた筆は筆洗器(ブラシクリーナ)で洗います。
汚れた筆を直接筆洗器で洗う前に、雑巾や新聞紙で筆の油絵の具を十分に拭きましょう。
その後、石鹸で汚れを洗ってあげると筆が長持ちします。

キャンバス

画布の素材は麻・化繊等の種類があり、目の細かさも細目・中目・荒目等に展開されています。初めて油絵を描く方であれば、扱いやすいとされるF4号かF6号の張キャンバスがおすすめです。

油絵イメージ
ウエス(古布、雑巾など)またはキッチンペーパー

筆の汚れやパレットの汚れなどを拭き取るのに必要です。ティッシュやトイレットペーパーなどは使用してはいけません。
また、キャンバスに描いた絵を拭き取ったりするので描画する道具の一つとしても利用します。

道具選びのポイント

油絵の具の国内メーカーは殆どの画材屋でホルベイン、クサカベ、マツダが大半を占めます。この3社ならどれも信頼性が高いのでこのどれかを選びましょう。
ホルベインが入りやすいですが、筆者は無機顔料、有機顔料の表示があるクサカベ若しくは発色が綺麗なマツダを好んで使っています。100均などの安物は発色や耐久性が劣るので使い物になりません。せっかく時間をかけて描くなら道具はケチらないでおきましょう。

油絵イメージ
アトリエべるの教室

STEP.2 必要な道具・道具が揃ったら、実際に油絵を描いてみましょう。

〜まずはじめに〜

絵を描くにあたり様々な絵の具があります。
なかなか難しい画材だと思われがちですが、使い方を知ってしまえば、小さなお子様でも一生残る思い出の作品ができます。
お部屋に飾ることで、作品も長持ちし思い出も色褪せず日々の暮らしにもアートに触れることができます。

特徴

油絵の具とは、顔料と乾性油(乾くと固まる油)を掛け合わせて作られた絵の具のことです。
油分が多いため、アクリル絵の具などよりもツヤ感が強いという特徴と重量感ある力強い印象の絵を描くことができます。
そして乾くまでに時間がかかるため(自然乾燥だと1週間から10日ほど)表面を削ったり凹凸を作るなど多様性から、幅広い表現をお楽しみいただけます。

  • 乾きがゆっくり
  • 臭いがあり、取り扱いが大変
  • 乾いても見た目が変わらない
  • 多彩な技法があり、自由度が高い
  • 深みがある
先ず、道具を見てみましょう。

パレット、絵の具、筆、筆洗器、ウエス・・・ここまでなら水彩絵の具の応用が何となく利くと思います。

油絵の具ならではの油(オイル)には “3つ”の役割があります。
  • 絵を描くときに使うオイル
  • 作品の保護に使うオイル
  • 筆を洗ったり掃除をするオイル
  • 油絵イメージ

    水彩絵の具だと、役割が “水”になります。。
    絵を描くときに使うオイルに作品の保護に使うオイルが少し調合されているのがペインティングオイルです。
    筆を洗ったり掃除をするオイルが、ブラシクリーナーです。このオイルはお片付けの最後に使います。
    初めての人は、この2つのオイルが必要と覚えておきましょう。

    キャンパスに何の絵を描きたいか下書きをしてみましょう。

    何を描きたいのか、それが一番重要です。
    下書きに鉛筆、もちろん絵の具を使って描いても良いです。(ウエスを使って何度でも消して描けるのが油絵の特徴でもあります。)

    絵の具の出し方について、油絵の具はアルミでできています。
    絵の具を出す時、真ん中からギュッと押して出しがちですが・・油でできている絵の具なので時間が経つにつれ黄色し固まりやすくなってしまいます。
    上からも下からも絵の具が出てしまうと保管に困ってしまうので、歯磨き粉みたいに下から押し出して使っていきましょう。油絵の具は一度手につくと石鹸で綺麗に洗わないとなかなか取れません。絵の具を出す時、手を汚さないように気をつけましょう。

    色を変えるときは筆を変えて使ってみましょう

    油絵の具は、何層も重ねバターのように厚く描いたり、引っかいて描いたり、ぼかして描いたり、水より滑らかなオイルを使って様々な表現ができます。
    なので初めのうちは、完成形の色で描いていくのではなく白・黒以外の色で描いてみよう。
    また、油壺のなかのオイルを濁らせて使ってしまうと絵も濁ってしまいます。オイルを混ぜるではなくつける感覚で描いていきましょう。
    パレットで色混ぜするときも、大きくぐるぐる混ぜてしまうと筆の上に絵の具がたまり、パレットの上でも色が作れなくなってしまいます。
    ぐるぐる混ぜるよりナデナデと優しく500円玉くらいの大きさまで気をつけて混ぜてみましょう。
    油絵はなかなか乾かないので、乾いてないときは次回にしましょう。無理やり描いてしまうと濁ってしまいます。

    油絵イメージ
    アトリエべるの教室

    STEP.3 油絵は道具のお手入れ・メンテナンス(片づけ・掃除)が重要です。

    〜お片付け〜

    汚れた筆を直接筆洗器で洗う前に、雑巾や新聞紙で筆の油絵の具を十分に拭き取りましょう。特に、赤系絵具を筆から筆洗油によって取り去ることが大変です。
    その後、石鹸で汚れを洗ってあげると筆が長持ちします。

    パレットについた絵の具をナイフで新聞紙に拭き取ります。紙パレットの場合、そのままゴミ箱に捨てましょう。

    油絵イメージ
    アトリエべるの教室
    初心者向け絵画・工作の基礎コラム
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    こどもオンラインレッスン生徒の保護者様の声
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    楽しい時間をありがとうございました。また機会があれば、参加したいとおもいます。

    住まいも遠い、仕事をしているなどがあるため、オンラインで個別に対応また、カリキュラムもご対応いただけるようでこの、ペースだったら続けさせてあげられそう、続けたいと思います。毎週は難しいのですが、2週間もしくは1ヶ月に一回ぜひ継続させていただきたいです。よろしくお願いします。

    学校では美術の特別研究クラスが始まりましたが、名画の模写など真面目な内容であった様です。昨日の先生のレッスンは自由で楽しかった印象が強く、またレッスンに参加させていただきたいとの感想を持っています。

    レッスンではお世話になりました。 また機会ありましたら、どうぞ宜しくお願い致します。

    ありがとうございました。弟も参加したいです。

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